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次の世代(赤ちゃん)に影響が出る化学物質
歯科金属アレルギー治療の神戸市東灘区の吉川歯科医院です。
女性の体には妊娠中胎児が悪い物質に汚染されないように胎盤がフィルターの役目をはたしています。ところがこの胎盤を通過してしまう物質があります。それはアルコール、ニコチン、ウィルス、麻薬、鉛、有機水銀、ある種の薬品などです。
これらの物質を妊婦が取り込んだら赤ちゃんの体にも行ってしまうのです。つまり汚染された体で赤ちゃんが生まれてくることになるのです。
妊娠中は酒、タバコがダメな理由はここにあるのです。
酒、タバコ以外にも母体の汚染は起こります。水、空気、土などの環境汚染や食物連鎖からくる食物の汚染、合成保存料・着色料などの化学物質を食品から直接取り込むことによっても母体は汚染されます。
その結果(なのかどうかは分かりませんが)、今では小学生の約3割が何らかのアレルギーを発症しているそうです。
平成19年の文部科学省の調査では小中学生の
- 5.7%にゼンソク
- 5.5%にアトピー性皮膚炎
- 9.2%にアレルギー性鼻炎 があるとのことです。
またゼンソクを例にとると1970年に比べて
- 幼稚園児 3倍
- 小学生 7.3倍
- 中学生 23倍
- 高校生 13倍 にも増えているそうです。
体が汚染されないように妊娠前、いや結婚前、いや子供の頃から食べる物には注意をする必要があります。
歯科衛生士専門学校でこの内容の授業をするのですがいまどきの若い子達はなかなか理解してくれません。
ぜひ皆さんにも「へその緒が語る体内汚染」(森千里、戸高恵美子著 技術評論社)をお読みいただきたい。