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縁の下の力持ち、歯科技工士さん
歯科金属アレルギー治療の神戸市東灘区の吉川歯科医院です。
皆さんは歯科医院で歯型を取ってもらった後のことはあまり考えたことがないと思います。
金属性の被せ物や詰め物が出来上がるまでの流れをご紹介しましょう。
①歯型を取る →②石膏を注入する →③石膏模型を咬合器(*)に取り付ける →④作業しやすいように模型を分割する →⑤ワックスで歯の形を作る →⑥鋳型の中に埋め込む→⑦鋳型の中でワックスを焼却し空洞を作る →⑧溶かした金属を空洞に流し込む →⑨固まった後鋳型から金属を取り出す →⑩咬合器に戻し調整、研磨して仕上げる
(*上下の歯の石膏模型を取り付ける器械。咬合器に取り付けることで口の中が再現できる)
ひとつの物を作るのに必ずこの一連の工程をふまなければなりません。
すべてがひとつひとつ手作りなのです。
(入れ歯は別の製作過程となりますが、やはりすべて手作りです。既製品はどれをとってもありません。)
そうして出来上がった被せ物(詰め物)は歯科医師に届けられ、患者さんのお口の中に装着されるのです。
ですから技工士さんはまったくオモテには出てこないのです。
むかしは全ての作業を歯科医師が行っていましたが、時代の流れ、技術の進化により分業するようになりました。
歯科治療を行うためには無くてはならない人、歯科技工士さん。
舞台には出ない裏方さんのように、目立たずにいつも歯科医を支えてくれる縁の下の力持ちがいるからこそ歯科医療が成り立っているのです。