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タバコは歯周病の大敵?
歯科金属アレルギー治療の神戸市東灘区の吉川歯科医院です。
歯周病は歯肉炎内に増殖した細菌が歯槽骨まで溶かして、歯をダメにしてしまう恐ろしい病気です。アメリカの疾病予防センターの研究報告に よれば、タバコを吸う人は吸わない人に比べて、歯周病になる確率が4倍以上になるそうです。また、歯周病の半分以上はタバコが原因であるということもわか りました。タバコが健康に悪いのはいまや常識ですが、歯周病になって歯を失う原因にもなるということなのです。
タバコを吸うと、なぜ歯周病になりやすいのでしょうか。その因果関係もわかっています。喫煙は免疫力(細菌に抵抗するからだの力)を低下させ、歯肉に入り込んださまざまな細菌の繁殖をうながして歯周病を引き起こすのです。
また、喫煙によって血液循環が悪くなることも、歯周病になりやすく、また治りにくくする原因になっています。
この悪影響は、タバコの本数に比例します。タバコを吸わない人に比べると、1日10本タバコを吸う人は約3倍歯周病になりやすく、1日30本吸う人は6倍 にも上るのです。喫煙は、明らかに自分のからだをむしばむ習慣です。自分ばかりか、間接喫煙によって周囲の人にも迷惑をかけます。愛する家族のためにも、 減煙、そして禁煙の努力は必要ではないかと思います。