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金属に超過敏な人は
歯科金属アレルギー治療の神戸市東灘区の吉川歯科医院です。
缶コーヒーを持っただけでも、電車の手すりをつかんだだけでも、ドアノブを握っただけでも手が痒くなるというほど金属に敏感な人がいます。 この場合には日常生活にも注意する必要があります。
① 調理用器具に気をつける。 ナベ、カマ、ヤカン類はほとんどが金属性です。純度の高いチタン製の物か土鍋を使う。 包丁はセラミック製のものを使う。 その他ナイフ、フォーク類にも気をつけましょう。
② 水道水に注意。 水道の水は鉄管の中を通ってきます。その間に金属イオンが溶け込みます。また夜中は水道水が鉄管の中で滞っているため、余計にたっぷり金属イオンが溶け込みます。 ですから金属アレルギーの強い人は水道水を直接飲まないようにしましょう。 電解浄水器を通した方が良いでしょう。 また朝1番の水は2~3分出しっ放しにして金属イオンをたっぷり含んだ水を出してしまい、新鮮な水を使用しましょう。
③ 日用品にも要注意。 金属には見えなくても金属成分が含まれているものが実に多いのです。 時計の革ベルト、絵具、クレヨン、化粧品、インク、紙、医薬品、染毛剤、歯磨き剤、香料、合成樹脂、鏡、塗料、印刷物・・・・・等々 枚挙にいとまがありません。
④ 食品にも金属成分が含まれています。 チョコレートにはニッケル、クロム ハマグリにはニッケル、マンガン 昆布にはクロム、スズ 大豆には銅、マンガン 紅茶には銅、ニッケル 牡蠣には亜鉛 等々
アレルギーの強い人は自分はどういう種類の金属にアレルギーがあるのかをよく知ったうえで日常生活にも気を配る必要があります。 そのためにはパッチテスト(アレルギーのテスト)をぜひ受けましょう。