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歯周病と全身の関連について
最近TVや新聞・雑誌でよく取り上げられる「歯周病が原因で病気が発症する」というお話し。
なんで歯周病が原因なの? 一般的にはあまり知られていないようですが、歯科医師や歯科衛生士になるための教科書にも載っていますし、もちろん国家試験にも出題されています。ちなみに歯科衛生士の教科書には「歯周病と全身疾患」の項目に①糖尿病②循環器疾患(心疾患・脳血管疾患)③誤嚥性肺炎④骨粗鬆症⑤早産・低体重児出産の5項目が挙げられています。
歯周病菌が血流に乗り全身に回り、いろんな病気が起こります。これを歯性病巣感染といいます。病巣感染とは慢性病巣の中の細菌が血流に乗り全身に散らばり、元の病巣とは違う離れた場所に別の症状が起こることをいいます。
口の中の慢性病巣は歯周病だけでなく 大きなむし歯、根尖病巣、智歯周囲炎(親知らず)、歯性上顎洞炎の5つあり、これが歯性病巣感染の元になります。
原因不明のなかなか治らない病気は ①金属アレルギー ②歯性病巣感染 ③かみ合わせ を疑ってみましょう。(詳しくは当院ホームページをご覧ください)