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金属を外したのに治らないのはなぜ? (その1)
歯科金属アレルギー治療の神戸市東灘区の吉川歯科医院です。
金属アレルギー治療は口の中の金属を外せば済むと思っていませんか? 一見して金属と分かるものは当然外さなければなりませんが、歯の白い被せ物の中に見えないように金属が入っている場合があります。 また神経を取った後に詰める薬にも金属成分が含まれています。 これらをすべて除去してはじめてメタルフリーになるのです。
メタルコア(歯の中に入れる金属の土台)はその上にセラミックで被せてしまうので、表面には出ないから外す必要はないという人がいますが、これは大きな間違いです。 金属イオンは歯の根からも滲み出しています。 歯ぐきが黒く変色している人がいますが、まさにこれが金属イオンが滲み出している証拠なのです。
ほとんどの歯科医が気が付いていませんが、神経を取った後に詰める薬(根管充填剤)にも亜鉛という金属成分が含まれています。 これも除去しないといけないのです。
金属を外したのに治らないという場合、このような落とし穴にはまっていることが考えられます。
まだもう一つ落とし穴があります。 つづきは(その2)で