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アマルガムはアレルギーの有無にかかわらず除去すべきです
歯科金属アレルギー治療の神戸市東灘区の吉川歯科医院です。
アマルガム(酸化して黒く見える詰め物)は水銀(50%)と銀、銅、スズの化合物です。 水銀といえば水俣病を連想する人も多いと思います。
水俣病は有機水銀を原因とする神経系の慢性中毒症で、劇症型では10日ほどで死に至る場合もあります。 水俣湾が汚染され魚介類などの食物連鎖で有機水銀が濃縮され、これを食べた人間の体内に有機水銀が蓄積されて起きた世界的にも有名な中毒症です。
なかでも胎児性水俣病は、母親の体内の水銀を全部胎児が吸収することによって起きた悲劇です。
胎盤は母体から胎児に悪い物質が行かないようにフィルターの役目をするのですが、水銀はこの胎盤を通り抜け、へその緒を通して胎児の体内に入り込んでしまいます。
胎盤を通り抜ける物質は有機水銀以外にもアルコール、ニコチン、ウィルス、鉛、麻薬、ある種の薬品などがあります。 (だから妊娠したら酒、タバコはダメなのです)
子供のアレルギーが多いのはこれが原因しているのかも知れません。
だからアマルガムは無い方が良いのです。