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金属アレルギーの診断とメタルフリー治療なら当院にお任せください
神戸市東灘区の歯医者「吉川歯科医院」は、金属アレルギーの診断、治療のエキスパート です。当院では金属アレルギーの症状でお悩みの患者様にパッチテストまたは血液検査を受けていただき、アレルギーの原因物質を特定してから治療に入ります。診断の結果、以前に使用した歯科金属がアレルゲンであると判断した場合には、被せ物、詰め物はもちろん、金属成分を含む薬剤まですべてきれいに取り除き、メタルフリーの素材で再治療させていただきます。歯を喪失している場合は非金属インプラントのジルコニアインプラントを使用します。
金属アレルギーの検査方法
薬剤誘発性リンパ球刺激試験 | 患者様の血液の中からリンパ球を取り出し、試験管の中でいろいろな金属を加えてアレルギー反応を調べる検査です。 ※費用:検査数により金額が変わります (例)5種類 19,150円(税別) 8種類 26,700円(税別) |
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経口負荷試験 | ごく微量のアレルゲンを口にしていただき、アレルギー反応を調べる検査です。 |
皮内試験 | 微量のアレルゲンを皮内に注射し、アレルギー反応を調べる検査です。 |
パッチテスト | 金属アレルギー検査のうち、もっとも一般的で安全な検査方法になります。患者様の背中に16種類の金属試薬を塗ったテープを貼り、2日後、3日後、7日後のアレルギー反応を調べます。 ※一度背中にテープを貼り付けたら、1回目の判定までの2日間は、入浴や汗をかく運動はできません。かゆみが出てもかかないようにし、ステロイド剤などの使用も中止します。※汗をかく夏の期間は正常に検査が行えない為、パッチテストはできません。夏の期間を避けてお越しください。 ※費用:8,000円(税別) ※暑い時期や、2日間入浴できないのが困る方には血液検査(薬剤誘発性リンパ球刺激試験)で対応します。 |
診断可能な金属
パッチテストを受け、赤く腫れたり、かゆくなったりした方は、金属アレルギーの可能性があります。どの試薬でアレルギー反応が出たかを判定することで、アレルゲン(アレルギーの原因物質)の特定ができ、今後アレルギー症状を引き起こさないよう原因物質を避けることが可能になります。
当院では以下16の金属についてパッチテストを行っております。金属アレルギーに不安をお持ちの方は、ぜひ一度検査を受けられるようおすすめいたします。パッチテストによりアレルギー反応が認められた患者さんについては、金属材料不使用の身体に優しいメタルフリー治療がおすすめです。
テスト金属一覧
1 | パラジウム | 6 | ニッケル | 11 | イリジウム | 16 | マンガン |
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2 | 水銀 | 7 | アルミニウム | 12 | 鉄 | ||
3 | 金 | 8 | クロム | 13 | スズ | ||
4 | 白金 | 9 | 銀 | 14 | 銅 | ||
5 | コバルト | 10 | インジウム | 15 | 亜鉛 |
よく使われる歯科用金属
これまで長い間、保険診療の歯科治療には下記のような金属が使われてきました。なかでも、ニッケル、クロム、コバルト、水銀、パラジウム、スズなどはアレルギー反応を起こしやすい金属だと言われています。
銀の詰め物、被せ物 | 金銀パラジウム合金(金、銀、パラジウム、銅、亜鉛ほか) ニッケルクロム(ニッケル、クロムほか) |
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乳歯の治療、神経を取った歯の土台 | 銀合金(銀、亜鉛ほか) |
歯科用修復材 | アマルガム(水銀、銀、銅、スズ) ※平成28年4月から使用禁止になりました レジン(レントゲン造影性のために金属成分が入っています) |
その他 | 根管充填材(レントゲン造影性のために金属成分が入っています) |
当院の金属アレルギー治療の流れ
- STEP 1アレルゲン(アレルギーの原因物質)を確認
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パッチテストまたは血液検査を行い、どの金属がアレルゲンなのかを判定します。
(注)パッチテストは暑い季節にはできませんので夏を避けてご来院下さい。
暑い時期には血液検査で対応できます。
- STEP 2お口の中をチェック
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アレルゲンである金属がお口の中にあるのかどうか詳しくチェックします。
- STEP 3アレルゲンの金属を取り除く
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アレルギーの原因である金属をお口の中から取り除きます。しっかりと付いている被せ物や詰め物を取り除くためには、金属を割ったり削ったりする必要があります。その際、金属の粉などが飛び散らないよう、念のためにラバーダムというカバーをお口に被せることがあります。
- STEP 4金属が含まれていない材料でメタルフリー治療を行う
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被せ物や詰め物などの接着に使用していた薬剤や接着剤にも金属成分が含まれている場合が多くあります。歯に付着している薬剤・接着剤もすべてきれいに取り除き、金属成分を含まないセラミックなどのメタルフリーで身体に優しい歯科材料と交換いたします。
歯を喪失している場合は非金属インプラントのジルコニアインプラントを使用します。※金属の除去だけでは治らないこともあります。
※経験豊富な歯科医師が詳しくご説明いたします。